医者と結婚できても幸せになれない？医者との結婚に潜む不幸のリスクとは

医者と結婚すれば、『お金も社会的立場も手に入れられて一生安泰！』そんなふうに思っている女性は多いのではないでしょうか？

でも実際に医者と結婚した女性の声を聞くと、『医者と結婚しても幸せになれない！』との声も多数あります。

医者と結婚して幸せになれるかどうかはその人次第ですが、結婚前に医者との結婚に潜む不幸のリスクと落とし穴については、知っておきたいところでしょう。

今回は、女医の私が考える医者と結婚するリスクについて詳しくご紹介します。

家族行事に時間を割けない可能性がある

医者は激務なため、プライベートな時間をなかなか持てない場合があります。

朝早くに家を出て、子供が寝る頃に帰ってくるような生活を続けることで、家族間のコミュニケーションが自然に少なくなるでしょう。

家族旅行に行こうにも時間をとれず、楽しい結婚生活をおくれない可能性があります。

どれだけ収入や社会的立場が高くても、医者以外と結婚した人ができていることをできない事態は避けたい方が多いのではないでしょうか。

転勤でアウェイ育児になる可能性がある

医局に所属する医者は、人事に従って転勤することになります。

都会での暮らしを維持したいのに、地方に転勤することになり、友人や両親が近くにいないところで孤独に子育てをすることになる可能性があるのです。

このように、近くに友人や両親がいない環境での子育ては「アウェイ育児」と呼ばれ、つらい日々を過ごすことになります。

また、子供も転園や転校することになり、友達と離れ離れになってしまうでしょう。

このように、医者と結婚すれば自分の理想的な暮らしが実現するとは限りません。

子供に医師を目指すよう命令する可能性がある

医師の子供は将来医師になる傾向があります。

これは、「父親の背中を見て医者を志した」とは限りません。

中には、無理やり子供に医師を目指すように洗脳したり、強く命令したりするケースがあるのです。

医者という職業の収入や安定性を目当てに結婚した場合、自分の子供にこのような対応をされることに不快感を示す方もいるのではないでしょうか。

また、医者になるには学費が高額な医学部を目指すことになります。

どれだけ医者でも、医学部に行かせながら贅沢な暮らしを続けることは、場合によっては難しいでしょう。

思っていたよりも『良い暮らし』ができなかったと感じる可能性もあります。

開業医は必ず安定とは限らない

医者と結婚すれば一生安泰と思う女性もいますが、医者の中でも開業医は必ず安定とは限りません。

開業にともない、数千万～数億円もの医療機器を購入し、莫大な借金を抱えることもあります。

安定的に収入を得られれば、大きな借金があっても問題はありませんが、必ずしも安定して患者が来るとも限らないのです。

口コミで悪い噂が広がると、その地域の人が全く来なくなってしまう場合もあります。

医者は比較的高収入ではありますが、さらなる高収入を目指すには開業することになります。

開業は大きなリスクを伴いますが、医者についてよく知らない妻は、夫を説得することが難しいでしょう。

このように、最初は安定していても、不安定な生活になる可能性があることを覚えておいてください。

離婚したときに自分に何も残らない

医者と結婚したものの、様々な原因で離婚することになった場合、自分に何も残らない可能性があります。

離婚の際には財産分与をしますが、これは結婚後に得た収入のみが対象です。

数年以内に離婚することになれば、それだけ財産分与で得られるお金が少なくなり、今後の生活に支障をきたす恐れがあります。

また、お金に余裕があったために自分は働いておらず、何のスキルも持っていない場合、その後の就職にも苦労するかもしれません。

厚生労働省「平成30年　人口動態統計月報年計概況」によると、結婚後5年以内に離婚する人がもっとも多いとされているため、結婚後すぐの離婚には要注意です。（※1）

（※1）厚生労働省『平成30年　人口動態統計月報年計概況』

不倫されても気づきにくい

医者は、高収入で社会的立場が高いため、女性にモテやすい職業です。

激務なため、帰宅が夜遅くなっても不倫を怪しまれにくい特徴もあります。

定期的に看護師や他の医療従事者と飲み会を開催したり、女性を紹介されたりする場合もあるため、不倫のリスクが高いのです。

また、単純に女性がたくさんいる職場のため、自分よりも魅力的な女性に目がいってしまう可能性もあります。

仮に不倫をされた場合、証拠をつかむために調査することになりますが、医者は論理的思考力が高く慎重なため、不倫の証拠を残すようなことはなかなかしません。

不倫を調べようにも、なかなか尻尾を出さず、証拠をつかむことは難しいでしょう。

まとめ

このように、医者と結婚したからといって、必ず幸せになれるわけではありません。

むしろ、結婚生活におけるデメリットが多いため、単に収入や社会的立場を目当てに結婚することは避けた方がいいでしょう。

医者という職業を理解して、人柄や相性までしっかり確認したうえで、結婚相手に相応しいかどうか見極めることが大切です。