一般女性が非医師家庭の勤務医に嫁ぐとどうなるのか?
一般女性が非医師家庭の勤務医に嫁ぐ場合、理想と現実のギャップに苦しむ可能性があることを覚えておきましょう。
医師と結婚すれば一生安泰と考えている方もいますが、非医師家庭の勤務医の場合は、そううまくはいきません。
ここでは、一般女性が非医師家庭の勤務医に嫁ぐとどうなるのか、詳しくみていきましょう。
非医師家庭に嫁いだ一般女性が感じる理想と現実のギャップ
医師と結婚できれば、高収入で一生安泰、そして優雅な暮らしが待っていると思っている方は多いのではないでしょうか。
確かに、医師と結婚すれば、このような暮らしを実現できる可能性がありますが、非医師家庭の勤務医の場合はそうとは限りません。
非医師家庭の勤務医は、他の職種に比べて高収入ではありますが、思っているほど優雅な暮らしはできないでしょう。
このような事実を踏まえ、非医師家庭の勤務医に嫁いだ一般女性が感じる理想と現実のギャップについて詳しくご紹介します。
高収入でも家計はギリギリになる場合も
非医師家庭の勤務医は、一般的に見て高収入ではありますが、さまざまな事情で家計がギリギリになることがあります。
例えば、夫が開業を目標としている場合は、資金を貯めるために家計を切り詰めることになるでしょう。
医師家庭であれば親の援助が見込めますが、非医師家庭の場合はそれほど多くの援助は期待できません。
勤務医は最終的に開業する人が少なからずいるので、このような事情があることを覚えておきましょう。
そのほか、高収入に慣れてしまい、ぜいたくグセがつくことも家計がギリギリになる理由の1つです。
ぜいたくしたうえで十分に貯金できるほどの収入は得られないため、無駄づかいには注意したいところです。
また、現在は家計を切り詰めていなくても、子供が生まれると教育にお金がかかり、家計がギリギリになる場合があります。
特に、子供を医師にしたい場合は、一般の学部よりも学費が高い医学部に入れたり、予備校や塾に通わせたりするため、さらに費用がかかるでしょう。
医師は非常に忙しいため家事や育児がワンオペになる
どれだけ収入があっても、そのお金を使う時間がなければ優雅な暮らしはできません。
医師の中でも勤務医は特に激務なため、勤務医の場合、夫は仕事一筋になる可能が大いにあります。
そうなると家事や育児がワンオペになり、日々の生活に追われて、優雅な暮らしを楽しむどころ生活するだけで精一杯になる可能性があります。
医師は忙しいことがわかっていても、ここまで忙しいと思わなかったというケースが少なくありません。
また、妻が家事や育児をすべて担当するものと思っている男性医師もいます。
家事や育児で精一杯になった場合、裕福な医師家庭であれば家事代行サービスやハウスクリーニング、子供の遊び相手などを雇ったり利用したりできますが、非医師家庭の勤務医にそこまでの金銭的余裕はありません。
そのため、妻が1人で家事や育児をがんばらなければならないのです。
転勤が多く振り回されることも
医局に属する勤務医は、転勤が多く振り回される場合があります。
医局に属している以上は、辞令に背くことは難しく、場合によっては数年単位で転勤することになります。
共働きの場合には、転勤の度に職探しが必要になり、友人とも疎遠になるでしょう。
また、子供の転園や転校で友達と離れ離れになることも注意したいポイントです。
医局に属している限り、いつ転勤になるかわからないことを覚えておきましょう。
相手の実家が裕福とは限らない
医師の実家と言えば裕福なイメージがあるかもしれませんが、非医師家庭の場合はそうとは限りません。
非医師家庭の場合は、むしろ家計を切り詰めて医学部に入れるための費用を貯めていたケースが多く、一般的家庭と変わらないことが珍しくないのです。
そのため、義両親からさまざまな援助を受けることは期待しない方がいいでしょう。
費用面に無理がある状況で息子を医学部に入れた場合は、むしろ金銭的な余裕がそれほどない可能性もあります。
子供の教育に強く口を出してくる
非医師家庭で育った医師は、医師家庭でなくても医師になれることを自分で証明しているため、努力次第で何とかなるという考えが強い傾向があります。
子供に対して「もっと努力しなさい。努力が足らないからできないんだ」などと言ったり、妻に「お前の教育方法が間違っているからダメなんだ」と口を出してきたりする場合があるのです。
努力ができなければダメになるなどといった考えが強いと、子供も妻もストレスが溜まってしまうでしょう。
教育に対して口を出すことは問題ありませんが、話し合って教育方針や具体的な方法を決める関係を築きたいところです。
まとめ
非医師家庭の勤務医に一般女性が嫁ぐと、理想と現実のギャップに悩まされるかもしれません。
思っているほど裕福ではなく、家事や育児を妻がすべて1人こなすなど、優雅な暮らしとは程遠い生活をおくることになる可能性があります。
このようなギャップを埋めたうえで、非医師家庭の勤務医と結婚したいかどうか考えることが大切です。